出廷した

差別的法改正によってオタクキモすぎの罪で捕まったので東京地方裁判所に行ってきた。

詐欺の裁判を傍聴してきました。特定されると良くないので所々ぼかします。

よく見る門をくぐる。最高裁や国会と比べると正面口に警備員がほとんどいない。さすがにノーチェックではなく、金属探知機とX線のアレがある。空港みたいでワクワク。裁判一覧を見られる機械があるが、詳細はわからないので適当に詐欺を選ぶ。初見で殺人は厳しい。

入廷。父親が捕まった高校生の気分だ。リーガル・ハイの世界を期待していたら、激重の学級会だった。まず、被告人はスリムクラブの二人としよう。

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次に、弁護士は小学校のおじいちゃん先生。あれが国選弁護人というやつか。検察は少し気だるげな若人。きっと学級委員長経験者。サイバンチョは校長先生。優しそう。
スリムクラブの二人は、東南アジアから日本の高齢者に電話をするいわゆる掛け子。怪しいコンサル界隈の言う #海外で働く は難しいことでは無いようだ。

弁護士「君ら反省してるんだよね?」スリム「はい、謝罪のお手紙も書こうと思ってます」というやり取りが延々続き、情状酌量狙い一筋らしい。検察は自信があるのか、淡々と文書をよんでいく。求刑は5~10年のどれか。

判決の日、中に入ると明らかにお仲間の人がいてビビリ散らかす。サイバンチョが判決を読み上げ、二人を諭して終わり。求刑通りだったが、1年以上拘留されてた(←鬼畜か?)分は減らされるらしい。二人は詐欺グループに騙された感じの人だったので、がんばって社会復帰してほしい。

 

帰り際に傍聴人のおじさんに言われた言葉。「あいつらは被害者なんだから無罪だ無罪、こりゃあ誤判だよ」